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ストーリー 長峰智希(ながみね ともき)は風見坂学園に通う2年生。
両親が海外で仕事をしている関係で、幼なじみである深菜川夕陽(みながわ ゆうひ)の家に下宿させてもらっている。
平穏な学園生活は、図書委員会の仕事と、夕陽の家が生業としている喫茶店 『夕顔亭』 の手伝いが、放課後の日課となっている。
そんなある日。
憧れの先輩で図書委員長でもある綾瀬紗雪(あやせ さゆき)に一冊の本を勧められ、商店街の外れにある古本屋 『風鈴堂』 に立ち寄る。
智希の予想を裏切らない、寂れた店の外装と調和のとれた店内。 湿り気を帯びた空気、真っ黒に汚れた本棚、ほこりを被った本の数々。
それでも、すぐに店を出るのも悪い気がして、目的の本を探すことにする。
店内を眺めていると、何気なく一冊の本が目に留まった。
背表紙に 『your diary』 と書かれた古びた本。 不思議とその本が気になって、手に取り、おもむろに表紙を開くと――
温かい光と共に一人の女の子が飛び出してくる。
「あなたが ゆあの新しいお友達?」
自らを神様と名乗る不思議な少女・ゆあとの出会いをきっかけに、智希を取り巻く3人の女の子たちの、止まっていた運命が動き出す。
真っ白な一冊の日記帳と共に――
キャラクター
| ゆあ CV:渡辺涼子白紙の絵日記から生まれた、幸せを司る神様。
絵日記の持ち主を幸せにすることが役目であり、智希を幸せにするためだけに我が身を省みず、全力で邁進する健気な子。
思いついたら向こう見ずに突っ走る傾向があり、それが長所であり欠点となっている。
無邪気で明るく表情豊かで、誰とでもすぐに打ち解け、周囲からは子猫のように可愛がられているマスコット的な存在。
ちょっと天然気味で、世間知らず。
残念ながら特別な力は持ち合わせておらず、お子様として見られがちだが、本人は神様であることを誇りに思っている。
「お任せ下さい。ゆあが絶対に幸せにしてあげますから!」 | |
| | 綾瀬 紗雪 (あやせ さゆき) CV:瀬戸りく智希の先輩で、図書委員会の委員長。
頭脳明晰、容姿端麗、校内では風見坂学園始まって以来の秀才と噂されており、教師の信頼や期待も大きい。
物静かで、遠慮がちで、人見知りする性格のため、人と接することが苦手。
独特のミステリアスな雰囲気を持っていて、他人を寄せ付けない印象がある。
わけあって、現在は駅前のマンションで一人暮らしをしている。
智希と出逢った一年前から夕顔亭の常連客になり、いつも店の片隅で読書に耽っている。
「人は、誰でも……幸せに、なれるのでしょうか?」 | |
| | 深菜川 夕陽 (みながわ ゆうひ) CV:鈴田美夜子物心ついた頃から智希の幼なじみ。
家業の夕顔亭の手伝いから家事全般まで卒なくこなすしっかり者。
面倒見がよく、智希の世話を焼くのが生きがいになっている。
滅多に不平不満を口にすることがなく、わがままや自己主張はほとんど言わない。
人に意見を求められても 「智希はどうする?」 と、口癖のように真っ先に智希に振ってしまう。
人一倍の恥ずかしがり屋で、素直になれず、智希との仲を友人の香穂にからかわれている。
母親は数年前に他界しており、母親が大切にしていた夕顔亭を大切に思っている。
本当は寂しがり屋なのだが、智希の重荷になるのを嫌って、自分の想いを伝えられずにいる。
「デートじゃないってば。雨宿りしてただけ!」 | |
| | 広崎 かなで (ひろさき かなで) CV:森谷実園智希の友人である響の実妹で、一学年下の後輩。
礼儀正しく内気で控えめな女の子。苦手なものを努力で克服できる頑張り屋でもある。
両親は音楽家で、海外公演等で家を空けていることが多く、だらしない兄に代わって家のことを任されている。
自分に優しくしてくれる智希に想いを寄せており、出来るだけ同じ時間を共有するため図書委員会に所属している。
絵を描くのが趣味で、将来は絵本作家になりたいと思っている。
今年の身体検査で、ようやく70台の壁を突破したのがささやかな喜び。
「こうしてみんなの後ろを歩いてると、いつも先輩が来てくれるの」 | |
| | 美鈴 (みすず) CV:浅香舞子風鈴堂古書店の店長で、自称・ゆあの保護者 兼 お姉ちゃん。
誰にでも優しく温厚で、親しみやすい性格。泰然自若を絵に描いたような大人の女性。
ゆあに対しては極度の心配性で、世話を焼いては煙たがられている。
風鈴堂に並ぶすべての本を我が子のように大切にしている。
年齢その他、素性は一切不明。
「お姉ちゃんはお客さんとして来たの。ゆあちゃんの邪魔はしないわ」 |
| | 榎本 香穂 (えのもと かほ) CV:卯衣夕陽の親友で、クラスメイト。
気さくで明るく活発な性格で、誰とでも気軽に打ち解けることが出来る。
智希たちの中では、ムードメーカー的存在。
反面、世話焼きで行き過ぎるところもあるため、騒動の元凶になることもしばしば。
照れ屋で素直になれない夕陽の反応を見るのが大好物で、いつも智希との仲をからかっている。
趣味は夕陽の胸を揉むこと。
「智希智希って、あんたにゃそれしかないんかい!」 |
| | 藤村 奈月 (ふじむら なつき) CV:澤田なつかなでの親友でクラスメート。
極端なほど寡黙で、口を開いてもぶっきらぼう。
ほとんど感情を表に出すことがなく、何を考えているのか分からない不思議な子。
友達と呼べる同級生はかなでしかおらず、かなでのことを何よりも大事に思っている。
かなでに辛く当たる響のことを、快く思っていない。
「智先輩、遊ぼ……」 |
| | 広崎 響 (ひろさき ひびき) CV:十利須我里かなでの実兄で、智希や夕陽の幼なじみ。
とある出来事が切っ掛けで かなでとうまく接することが出来なくなり、辛く当たることがあるが、本心ではかなでのことを大切に思っている。
二枚目のクールガイという外見的な印象とは裏腹に無類の動物好きで、ぬいぐるみ集めが趣味という意外な一面を持っている。
今では手芸部に所属し、その腕前は一部のオタクたちから神と崇められているほど。
煮え切らない智希と夕陽の仲にやきもきし、ふたりをくっつけようと、香穂と共に画策している。
「まずは夕陽を意識させる事が先決だ。話はそれからだな」 |
| | 深菜川 千歳 (みながわ ちとせ) CV:子太明夕陽の父親で、喫茶店 『夕顔亭』 のマスター。
趣味同然でのんびりと喫茶店を営み、暇さえあれば常連客と世間話をしている。
気前のいい兄貴気質で、智希たちの相談役になることもあるが、基本的には面倒臭がり屋でだらしがなく、口が悪い。
一人娘の夕陽を溺愛しており、夕陽にはまったく頭が上がらない。夕陽至上主義。
「夕陽がいいんならいいんじゃねぇか。あとは好きにやれや」 |
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