『大帝国』
ALICE SOFT/SLG/2011年春予定
原案・(旧)ディレクター:TADA(ディレクションは昨年末よりいってんちろくに引継ぎ、現在は監修の立場)
原画:おにぎりくん、MIN-NARAKEN、織音、むつみまさと、月餅
シナリオ:イマーム、他/ディレクター:いってんちろく
「第二次世界大戦」をモチーフにしたSLG
7~8割完成していたが、昨年末にゲームシステムをシンプルなものに作り変えるという方針展開を決め、ゲームシステム部分の担当が変更になった 戦闘はリアルタイム戦闘→ターン制に
TADA あとはゲームシステムは懲りすぎてしまって、1回の戦闘時間もかなり長くなって締まったこともありまして、「あかん、このまま最後まで作ってしまうと、プレー時間が異様に掛かるゲームになってしまう……」という状況に陥ってしまったんです。
TADA そうですね。1日8時間プレーして丸々一ヶ月掛かるくらいでしょうか。
TADA 前のシステムでは、1回の戦闘にとにかく時間が掛かっていたんですね。昔のパソコンゲームの第二次世界大戦の空母戦をイメージしているので、展開がとにかく遅いんですよ。まずは、空母から偵察機を敵陣に飛ばして敵艦を選択して攻撃を指示し、戦艦が敵陣に入るまでにしばらくかかるとか……□。こういった一連の流れをすべてリアルタイムで処理していたんです。
TADA 途中まで作ったゲームシステムを作り直すことは過去に何度かありましたが、「大帝国」規模の作り直しは過去最大ですね。まぁ、この「大帝国」の開発自体もなんとか持ち直したからこそ言えることですけど、こういう状態になる前に本来ならばもっと早く舵を切り直さないといけないのに、できなかったこと自体がうちの会社の硬直化のひとつでもあったんです。はっきりと上の人間に意見を言えない空気が出来上がってしまっていたんですね。こそはこれからアリスソフトの体制が変わることで、風通しがよくなっていけば、と思いますね。