| ヴィオレッタ・ソレイユ CV:ヒマリ騎士の国・コラングレインからやってきた、名門貴族のお姫様。 
実直で、ひたすら真っ直ぐ突き進む猪突猛進な性格。 
プライドが高いので、露骨な嫉妬はなかなか見せない。 
 
征斗のフィアンセであり、結婚するために遠路はるばる来日した。 
ソレイユ家には男子がなく跡取りとして育てられたため、まるで男子のような振る舞いをする。 
男言葉をしゃべり威風堂々と振る舞う姿は、彼女の美貌と相まって、凛々しき戦の女神を思わせる。 
幼い頃から磨き続けてきた剣の腕は相当なもので、未だ男子にも負けたことがないというのが自慢。 
 
親の決めた相手と結婚するため来日した彼女だが、その胸に秘めたる想いは果たして……? 
 
「そなたが私のフィアンセか? ならば剣をとれ!」  |  
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 | 槙野 萌菜香 (まきの もなか) CV:夏野こおり征斗の幼なじみでクラスメイト。愛称はモナ。 
身長は女子の平均をやや下回る、そのくせ胸だけは学年1・2を争うJuRu。 
その絶妙なアンバランスさから、ついたあだ名が 『小さな巨人』。 
男女問わず憧れのJuRuだが、彼女にとってはコンプレックスでしかない。 
 
マメでしっかり者の征斗とは対称に、大雑把な性格でだらしないところがある。 
一見、女の子らしさが無いように見えるが、中身は極めて乙女。 
根は征斗以上のお人よし。例えば、ライバルになる子が凹んでいたり傷ついていたりすると、つい慰めてしまったりする面倒見のいい一面がある。 
 
家はケーキ屋で、征斗の母が経営するカフェのケーキはすべて萌菜香の店で作ったもの。 
征斗の家と萌菜香の家は持ちつ持たれつの関係で、まるで親戚のような付き合いをしている。 
 
「ドンカン! バカ! 無神経野郎ォォ!! 乙女の純情ナメんなっ!」  |  
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 | 花京院 椿 (かきょういん つばき) CV:一色ヒカル紫ノ森学園の3年生で、前の学生会長。通称・椿姫、またはご隠居様。 
皆の憧れであり、優しく美しいお姉様。 
穏やかな性格で、誰にも分け隔てなく優しく接し、常に微笑みをたたえている。 
 
学生会長時代は穏やかな見た目に似合わぬリーダーシップを発揮し、数々の名采配を振るった。 
いまだ教師たちへの影響力も強く、紫ノ森学園学生会の生ける伝説と言われている。 
 
花京院家は元華族の名家で、椿はその娘。どこに出しても恥ずかしくないお嬢様のはずなのだが、何故かものすごく貧乏。 
しかし、彼女から惨めさを感じる者はいない。貧乏でも、椿は堂々とつつましく日々を送る。 
その様子からは、気品さえ感じる。清貧ここに極まれり。 
紫ノ森学園を住まいとしており、常に学園で暮らしている。 
 
「故あって、征斗さまのフィアンセの座、いただきます」  |  
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 | 野咲 雛菊 (のざき ひなぎく) CV:遠野そよぎ征斗をこっそりと慕う後輩の女の子。 
人見知りで引っ込み思案。恥ずかしがり屋で、人前でしゃべったりするのが大の苦手。 
 
憧れの征斗と一言挨拶を交わせただけで、3日は幸せでいられる。 
実は妄想力たくましいところがあり、勝手な妄想にひたり脳内暴走していることもしばしば。 
ゆえあって新聞部に籍を置いていて、征斗とは部活の先輩後輩の関係。 
しかし、肝心の征斗が幽霊部員のため部活動で顔を会わせる機会はほとんどない。 
 
萌菜香とも親しく非常に懐いていて、征斗と萌菜香を 「お似合いのふたり」 と思っていた。 
ところが、そこへヴィオレッタが現れ征斗の女性関係がにわかに混沌としはじめて、 
「私にもチャンスがあるかも!?」 と淡い期待と誇大妄想を、今日も元気に暴走させている。 
 
「あ、あの……征斗先輩……あ、やっ、なんでもないですっ!」  |  
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 | エーリカ・フランベルジュ CV:雪都さお梨コラングレインの新興貴族・フランベルジュ家の娘。 
幼少期よりヴィオレッタを目の敵にする、自称ライバル。 
 
とにかくゴージャスに、目立つことこそ権威の証明と考えている家風を色濃く受け継いでいるせいか、性格はワガママの負けず嫌い、態度は尊大で常に上から目線。 
そうまでして存在をアピールしているのに、ヴィオレッタにスルーされ続けることが屈辱の極みである。 
 
ヴィオレッタのフィアンセである征斗を奪うため、はるばる十一区へやってくる。 
「**ヴィオレッタ!」 を合い言葉に、平らかな胸を成長させるため、日夜努力を欠かさない。 
いつも部下の黒服たちを連れている。 
 
「勝負じゃヴィオレッタ! 今度こそわらわが……って、嫌そうな顔するなぁ!」  |  
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 | 主人公 
志藤 征斗 (しどう ゆきと)クラスメイトの女子いわく、「お嫁さんにしたい男子ナンバー1」。 
ルックスが良いのでモテてはいるが、彼と親しい女子からは、「結婚するにはいいかもだけど、お付き合いするにはちょっと……重い?」 と評されている。 
微妙にTPOをわきまえない生真面目ぶりは面倒くさくはあるが、その嘘のない彼の態度は皆の信頼を集めている。 
 
弱点は女子。女の子相手だと、もの凄く照れる。 
ただし、幼なじみの萌菜香に対してはとくに照れることもなく、毎朝起こしに行ったりお弁当を作ったりしている。 
当然、それを知っているクラスメイトは彼らを 「夫婦」 と呼んでからかう。 もちろんお母さん役が征斗である。 
 
運動神経抜群のため、あらゆる運動部から勧誘を受けているが、その全てを断って毎日母の手伝いをしている。 
母の店 『カフェ・ソレイユ』 を守るため、このたびの許嫁騒動に挑む。 
 
「結婚だなんて、とんでもない!」  |  
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 | 笹原 杏子 (ささはら きょうこ) CV:如月葵萌菜香の大親友にして、よき理解者。通称あんこ。 
妙に世慣れた雰囲気があり、大人びている。 
**な美貌と肉付きの良い身体で男子を魅了してやまないが、今のところ彼氏なし。 
 
もう一人の親友である南千代子を手伝うため、新聞部に籍を置いている。 
特ダネのためなら胸チラまではOKという、自称 “処女ビッチ”。 
 
老舗和菓子屋 『ささら堂』 の娘で、ケーキ屋の萌菜香とはご町内的に良いライバル関係にある。 
 
「おもしろければ、だいたいOKよ♪」  |  
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 | 南 千代子 (みなみ ちよこ) CV:大花どん萌菜香の親友の一人で、無口で無表情な新聞部部長。 
通称おちよちゃん。杏子だけはなぜか 「ちょこたん」 と呼ぶ。 
 
滅多にしゃべらず、たまに口を開けば理解不能な言葉を漏らす。 
彼女とスムーズに意思疎通を図れるのは杏子だけ。たまに通訳してくれる。 
 
自らの存在感の薄さを武器にターゲットに忍び寄り、いつの間にか会話をメモしているという。 
一種類しか表情がないように見える彼女だが、その薄く小さい胸の内にはジャーナリズムへの熱い想いが燃えさかっている! はず……。 
 
「ジャーナ……リズム……!」  |  
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 | 志藤 巴 (しどう ともえ) CV:佐本二厘征斗の母親。パッと見、物腰の柔らかい、見るからに母性的な女性。 
年中、小春日和の日ひなたぼっこしているようなほんわか天然ぶりで、放っておけないオーラを発散している。 
 
『カフェ・ソレイユ』 のマスターで、店を息子と同じくらい大切にしている。 
 
「じゃあ、ママがゆぅくんのお嫁さんになるぅ~♪」  |  
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 | 倉橋 龍子 (くらはし りゅうこ) CV:このかなみ征斗の父の元秘書であり、今回の縁談を進めようとしている張本人。 
彼女は亡くなった征斗の父に恩義を感じており、粟津家再興をと考え、孤軍奮闘している。 
我が身を省みないほどの頑張り屋。 
そんな努力も彼女の事務的で利益優先の物言いに隠れて、あまり周囲には伝わっていない。 
 
いつも独り相撲。優等生をこじらせて、生きた化石のようになってしまった彼女に、幸せは訪れるのか? 
 
「粟津家再興のため、お力をお貸しください!」  |  
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 | アイナ CV:桜川未央ヴィオレッタに付き従う執事で、男装をしているが女性。 
ソレイユ家の執事で、お目付役としてついてきた。非常に有能で、かつ冷静沈着な人。 
 
よほど親しくない限り、彼女の表情は一つしか見ることができない(不快な時を除いて)。 
態度は冷たいが、ヴィオレッタとアイナの間には主従を超えた友情がある。 
 
「私はお嬢さまの盾。お嬢さまに向けられる刃は、全て私が防いでみせる」  |  
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 | 黒服 CV:戸塚和也エーリカに付き従うフランベルジュ家の使用人。 
ブラックスーツとサングラスがユニフォームで、個別認識できないようにされている。 
 
その中で、わずかに個別認識可能な服装の男がリーダー格。スズキというのだが、名字ではなく名前。 
コラングレインでは親日家が多く、子供に十一区人の名前を付けることもしばしば。 
そこで “十一区で最もメジャーな名前らしい” と、親がスズキと名付けたらしい。 
 
黒服は、エーリカのワガママなムチャぶりに堪え忍ぶ激務だが、お給料はそこそこいい。 
 
「全てはエーリカさまのために!」  |  
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 | 槙野 啓輝 (まきの けいき) CV:堀川忍「ケーキくーん♪」 と、女子学生から**い声援を受けて、へらへらしているダメ教師。 
飄々とした軽薄な男で、女好き。そのせいで、嫁に出て行かれた。 
正真正銘、萌菜香の兄でありクラス担任でもある。 
「ケーキくん」 とは彼の愛称。 
 
そんな彼が今最も愛している女性は、一人娘。 
先日電話で、「パパってダメ男なのぉ?」 と無垢な声で尋ねられ、心をズタズタにされた。 
 
「結婚は、よく考えてからした方がいい……(しみじみ)」  |  
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 | 謎の爺さん CV:深川緑紫ノ森学園にある庭園で、時々見かける爺さん。 
何者なのかは謎で、「実は校長先生だった!」 というベタなオチもなさそう。 
どうやら、椿と関係があるようなのだが……。 
 
征斗に剣を教える代わりに、小銭をせびる。 
せこい爺さんのようで、剣の腕は確か。征斗にとって師匠と呼ぶべき存在になっていく。 
 
週刊誌の袋とじを綺麗に (まるでそれが袋とじじゃなかったかのように) 開くのが得意。 
 
「ワシは忙しいんじゃ」  |  
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 | 粟津 義仲 (あわづ よしなか)主人公・征斗の父。 
十一区の旧家・粟津家の当主で、粟津グループの会長を務めていたが、先日亡くなった。 
 
20世紀、世界の情勢から取り残されていたコラングレイン公国に対し新しいビジネスモデルを提案し、技術レベルを押し上げ、近代国家の仲間入りを果たす土台を作った功労者。 
その功績によって彼は騎士の称号を与えられた。 
国民からはコラングレインの英雄として、敬われている。 
 
征斗は父が母を捨てたと思っており、恨んでいるがその真*相は……。  
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