十一区区议员评论《魔法少女小圆》

染

十一区区议员评论《魔法少女小圆》
原文地址：http://www.t-ken.jp/diary/20110307/

原文：

まずネタバレになること前提でお话しするので、
ネタバレを嫌う人は、この日记を読まないでください。

私はアニメをよく见ますが、见ないジャンルが2つあります。
1つが、小さな子ども向けアニメ。
もう1つが、女性向けアニメ。

「魔法少女まどか☆マギカ」はタイトルからして、「魔法少女リリカルなのは」（以下、なのは）を思い出させます。「なのは」が少女向けアニメかどうかはともかく、私は「なのは」を最后まで见ていません。それでも、だいたいの展开は知っています。最初、「魔法少女まどか☆マギカ」を冒头だけ见たとき、これは「なのは」のパクリなんだと直感しました。ちょっと目先を変えただけで、基本的には同じような展开で、进んでいくアニメなんだと思って、见るのを止めました。
実际、アニメに限らず、ドラマであっても、何か元になる作品の登场人物名や细かい设定を変えただけで、他はほとんど一绪という作品は结构あります。
しかし、世の中は面白いことに、パクリとわかっていても、今后のストーリー展开がどうなるかのわかっていても、それを面白可笑しく见ることができる人がたくさんいます。
そうでなければ、未だにＶSOP（べーリースペシャルワンパターン）と言われる水戸黄门に代表されるような作品が、多くの视聴者の支持を得ている说明が付きません。
そう。本来はわからないはず物语の未来を知っていて、その知っている未来の通りにストーリーが展开していくことに、安心感を持って视聴できる人たちが、その安心感故に、确认のために、见続けたいと思う人が、多くいるのだと言うことを、私は経験的に知りました。
だからこそ、この「魔法少女まどか☆マギカ」はそのようなアニメだと直感し、私は见るのを止めてしまったのです。

しかし、アニメ好きの区民から、「魔法少女まどか☆マギカ」は良いアニメだと荐められて、见ることにしました。私は人から荐められた作品は、高い确率で良作だとの思い込みがあるので、素直に见てみました。

絵ズラとしては、女の子が好きそうなかわいらしいキャラクターです。同様に、このような可爱らしい女の子が好きな男の子も见るような画风です。少女趣味が无い私からすれば、ちょっと私の趣味とは违う絵ズラであることは、间违い无いのです。

しかし、3话まで见て、この作品が决して、子ども向けの作品でないことがわかりました。
この作品は、哲学的命题を持って、视聴者に问いかけてきます。

人は谁のために働くのか。
他人のために働くのか。
自分のために働くのか。
死と向き合うとどうなるのか。

この作品圡には、色々な「骗し」があります。まず、この可爱らしい絵ズラに骗されてはなりません。やっていることは结构グロです。

他人のために働く。本当に他人のため？
自分のために働く。本当に自分のためだけ？
善人だと思える人。本当に善人？
悪人のように见える人。本当に悪人？
人は裏切られたときにどうするの？
人に何かを期待するから、裏切られたときに怒り出すの？
何も期待しなければ、裏切られたとして怒らなくて済むの？

よかれと思ってやったことが、结果として自分にとって不利益になる。
よかれと思ってやったことが、结果として相手を不幸にしてしまう。

善意は决して人のためにも、自分のためにもならない。
でも、そんな利己的に生きているような人であっても、
彻底して利己的にのみ、生きていけるの？

魔法少女という强力な力を持った存在になるためには、何かを犠牲にしないと、そんな力を持つことはできない。人のために働いているのに、それを人は决して理解してくれない。
魔法少女という、普通の人ではない者に対して、无理难题をいう一般人。
では、そんな无理难题を言う一般人に対して、魔法少女は言う。
「そんなに言うのだったら、あんたがそれをやってみれば。（あなたには、决してできるはずないのに）」

魔法少女の単语を、政*治家に置换して読み替えてみると非常に面白い。

そう。政*治家は既に一般人ではない。一般人とは违うと思うからこそ、一般人は、无理难题を政*治家にいう。それを政*治家は実现しようとする。でも、それができるような政*治家とは、実は、一番一般人から远い人物でなければ、そんなことできない。
そして、政*治家が一般人から一番远い存在になったとき、政*治家は决まって悪いことを行うようになる。

ちなみに、魔法少女のお仕事とは、魔女を狩ること。しかし、その魔女とは、魔法少女の未来の姿。少女が大人になって、女になるように、魔法少女も大人になって、魔女になる。その魔女を魔法少女が狩るという构図。これが何ともシュール。

「魔法少女まどか☆マギカ」が别名、「血だまりスケッチ」と呼ばれる所以がわかったような気がする。大人が见るべきアニメです。

译文：

首先请让我申明本文以剧透为前提
因此不喜欢剧透的人请勿阅读本篇日记

我经常看动画，但是有2类片是不看的
1。儿童向动画
2。女性向动画

「魔法少女小圆」从标题上来看，让我想起了「魔法少女奈叶」（以下简称、奈叶）。「奈叶」到底算不算少女向的片子暂且不论，总之我是没看完。但即便如此，大致的剧情走向我也能猜个八*九不离十。一开始在只看了「魔法少女小圆」开头部分的时候，直觉告诉我这片就是「奈叶」的翻版。虽说稍微有些新奇的部分，但基本上剧情走向应该是一致的，因此马上我就弃番了。

事实上不仅是在动画领域，在话剧等其他领域，类似的以某部作品为模版只是通过改变角色名和细节设定，其他基本保持不变的样板戏很多。但是只要作品本身有趣，明知道这是某部片的翻版，明知道今后剧情走向会如何展开，还是会有很多观众乐此不疲的看得津津有味。
若非如此，被戏谑为VSOP（Very Special One Pattern/超特殊单一模式）以水戸黄门为代表的诸多作品，时至今天还能被许多观众追捧的现象就说不通了。
没错。获知了本不应该被获知的未来，故事的走向将会按照自己所知的未来一路走下去——对此感到放心所以才能看下去的观众，出于这份安心感，为了确认这份安心感不是假的，才想要把这类翻版戏继续看下去的人是很多的。我对此深有体会。

正因为如此，这部「魔法少女小圆」也是跟「奈叶」同种类型的动画吧，当时如此考虑的我选择了没有继续看下去。

但是，喜欢动画的选区内居民有一天向我推荐到：「魔法少女小圆」是部很好看的片子，于是我又重新拣着这片看了起来。我是个死心眼认为只要是被人推崇的作品，那基本上就一定是部好作品的人，因此老老实实的接受推荐看了起来。

从画风上来说的话，这是女孩子应该会很喜欢的可爱风格的角色形象。当然，这也是好萌妹这口的男孩子观众喜欢的画风。但是从跟少女口味绝缘的我的角度来看的话，画风不太符合我口味这点是无庸质疑的。

但是，看到第3话的时候我突然觉悟到，这绝对不是一部儿童向作品。
这是一部，以哲学命题向所有观众提问的作品。

人是为了谁而行动？
是为了他人行动吗？
还是为了自己行动？
直面死亡的时候，又将如何？

在这部作品中，存在着形形色色的「假象」。首先，绝不能被这片的可爱画风所骗倒，这片的剧情可谓相当猎奇。

为了他人而行动。真的是只为对方着想？
为了自己而行动。真的是只为自己好过？
被当成好人的人。她真的是个好人？
看上去像是坏人的人。她又真的是个坏人？
人在被背叛的时候会做出怎样的行为？
正因为人在期待着什么，所以期待落空的时候才会愤怒？
如果什么都不期待的话，那么被人背叛的时候又是否会淡然处之？

出于好心做的事，结果损失了自己的利益
出于好心做的事，结果使对方陷入了不幸

善意决不能是只对别人或者只对自己的东西。
即便是奉行利己主义的人
她又是否真的能彻底将利己主义贯彻到底呢？

要成为像魔法少女这类拥有强大力量的存在的话，不作出什么牺牲是无法得到这份力量的。即便她们是在为人类的安危而奔走，人类也决不会对此感到理解。
对魔法少女这种，已经脱离普通人范畴的存在，普通人提出了不合理的要求。
那么，对提出非份要求的普通人，魔法少女如此回答。
「既然你那么说的话，那你自己来做下看如何？（对你来说，这明明是做不到的）」

在这里，如果把「魔法少女」这个名词换成「政*治家」的话会非常有趣。

没错。政*治家已经不再是普通老百姓。正因为意识到这一不同点，老百姓们才对政*治家提出不合理的要求。想要让政*治家为其满足。但事实上，要满足这种要求，**家如果不站到距离人民立场最远的位置上的话，是办不到的。
然后，当政*治家成为距离人民立场最远位置的存在的那个瞬间，他一定会对人民行恶。

顺带一提，魔法少女们的工作就是狩猎魔女。而那所谓的魔女，其实就是魔法少女们未来的模样。就像少女长大后会成为女人一样，魔法少女成长后也会变成魔女。然后魔女就由魔法少女来狩猎，就是这样的一种结构设定。这真的是超现实主义。

「魔法少女小圆」之所以被称为「血溅素描」的缘由，我想我现在已经明白了。这是每个成年人应当看一看的动画。


我很赞同~

C-6

一旦牵扯到政 治和利益，事情就不会像表面上看上去那么简单，这篇文章也是。
ps：不过他所说的动画方面的确实没错。